大久手計画工房
小金井の家
- 旗竿敷地の家 -  木造

小金井の家
小金井の家
小金井の家
小金井の家
写真1
写真2
写真3
写真4
 
施工

松井建築

中央線武蔵小金井駅から徒歩5分という利便性の良い場所にこの建物は建つ。このあたりはビルの建ち並ぶ駅前はともかく未だ古き良き武蔵の面影を残す閑静な住宅地である。老夫婦は、住み慣れた鎌倉を離れ祖父が残したこの土地に移り住んだ。何を隠そう義理の父母の家である。二人からの注文はこうだったような気がする。
1
予算は限られているので出来るだけ質素なもので良い 
2
瓦屋根を葺くこと
3
新建材は嫌いなので出来るだけ天然素材を使いたい
4
縁側空間を設け雨戸付の木製建具を入れたい
5
部屋数はたくさん要らない。寝室と8畳の客間6畳の茶の間に小さなキッチン+離れに茶室を!
6
老朽化して取り壊さざるを得なかった古い家から、欄間や建具等使えるものは再利用したい。
7
義父がお風呂好きなので水周りはゆったりと
2、3、4、6、7は私も望むところだ。が、1と5がいけない。彼らのいう質素はもはや昔の質素で今となっては高級この上ない。5の前半部は非常によろしいが後半に至っては論外である。とはいうものの長年茶の湯に親しんできて、少ないながら生徒さんも出入する義母にとっては、これが無ければ家は要らないとでも言うべきものである。かなりの予算をこれに充て残りの予算で母屋を建設することになった。
築10年を過ぎ両親とも元気でありがたいことであるが、義父はやっぱり「銭湯はイイ!」とせっかく造った内風呂はほとんど使っていない。義母に「茶の湯の真髄はなんでしょうね?」と問うと「金持ちの貧乏ごっこよ!」の一言。昭和ひとけた恐るべしである。

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